鵜戸神宮

絶壁に立つ鵜戸神宮

鵜戸神宮は宮崎県日南市、太平洋に突き出した鵜戸岬の突端にある神社です。
地元の人は親しみを込めて鵜戸さんとも呼んでいます。
縁結び、夫婦和合、安産、漁業、航海の神様として知られています。

鵜戸神宮の由緒としては、 山幸彦(彦火火出見尊)が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(龍宮)に赴かれ、海神のむすめ豊玉姫命と深い契りを結ばれたことから始まります。
山幸彦が海宮から戻られたのち、身重になられていた豊玉姫命は御子を海原では産むことができないとしてこの鵜戸に参られました。
そこで、産屋を建てたことから創祀されて推古天皇の御代には社殿を創建して鵜戸神社と称したとされています。

平安時代以降、海中にそびえる奇岩怪礁とも相俟って西の高野とも呼ばれる両部神道の霊地としても栄えました。
その後、昭和40年にはテレビドラマの舞台に宮崎が選ばれたことから新婚旅行の定番地となったのです。

天気の良い日の景色は絶景

日向灘に面した岬であるため、鵜戸神宮は日南海岸きっての観光地としても有名です。
断崖絶壁に沿った玉砂利の参道に立つと、楼門の右手に水平線が広がります。
神社の門と柵の朱色と周囲の南国植物の緑、海岸と空の青という3色のコントラストはとても美しくため息の出るものです。

晴れた波の落ち着いた日が撮影に良いのはもちろんですが、意外と波の荒い日も撮影にオススメです。
白い波しぶきが押し寄せる様を写真に残すことができ、その風情は他の神社では味わえないものになっています。

洞窟内にある本殿

鵜戸神宮の特徴として、珍しいことに本殿に向かうために階段を降りるというのがあります。
これは国内でもとても珍しいことですが、豊玉姫命が御子を産むために建てた産屋が洞窟の中にあったために、このような作りとなっています。

この洞窟は海の際にあり、険しい岩肌の横に開いた場所であり、なおかつしz線の力でできた洞窟です。
そのため、ひんやりとした空気や岩肌に響く水の音からスピリチュアルスポットとしても知られています。

参拝客はお参りをしたら本殿をぐるりと回ることが習わしとされています。
本殿の裏側には産湯の跡やお乳岩といったものもあるので、安産祈願や産後のお宮参りで訪れる人も多いです。

参道から本殿に向かう途中にある広場では参拝を終えた人が海に向かって「運玉投げ」というものをしています。
これはたくさんの岩礁の中で一番手前にある亀のような岩の背中にあるくぼみに向かって運玉を投げてはいれば願いが叶うというものです。
投げる時には男性は左手で、女性は右手で投げ入れるのがルールとなっており、近いようで意外と難しく多くの人が苦戦しながら挑戦しています。

最近ではこの亀石の近くにハートの窪みの岩があるということでも話題になっています。
縁結びの神社であるために、このハートに運玉を入れたいと挑戦している人も増えています。

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