神棚の話

なぜ神棚があるの?

日本は自然の中にも神様が存在するとして、山、木、川、海など自然を大切にしてきました。
動植物、石に至るまで天地人全部に神霊が宿っている、その調和の中に平和な暮らしがあるのだと信じてきたのです。
こうした考え方によって、家の中にも要所要所に神様にお参りする場所がありました。

かまどには台所をつかさどる神である荒神、井戸には井戸神が、納戸にも納戸神、さらにトイレにも厠神という神様がいると考えられていたのです。
家庭の中心には国の総氏神とされる天照大神をお祀りし、地域の守護神としては、氏神様をお祀りするという事が行荒れてきました。

神だなにはこの天照大神と氏神様のお札などがありますね。
日本人の信仰については、元々自然から生まれた神、神の御分霊として祖先がいて、祖先から生まれた自分がいる、自然と神さらに祖先と人、つまり自然と一体となっている考え方があったのです。

家庭に神棚をお祀りする理由

家庭の中に神棚をお祀りする理由については、5つの意味があります。
一つは、人は自然の一部であるという事を自覚し謙虚な気持ちを持つという事、一つは神様に守護され行かされているのだという事を自覚し、感謝の気持ちを持という事、祖先からいただいた精神と教訓を忘れず日々、自分をいさめる事、親の祈りの姿を見て子供が育つという事、最後に人の目はごまかすことができても神様の目は絶対にごまかすことができないという子供への情操教育です。

人は生活の中で流されていく生き物です。
神様はそんな家庭の中に鎮座されていて、いつも人を見ているという事を神棚があることで認識できるのです。
常に神棚に向かって祈願することで、心を安定させ、常に家族のことを思う心、自然を大切にすることの尊さを知る事ができるでしょう。

神棚はどこに祀る?

神棚はどこに祀ればいいかという事ですが、先ず明るくて清潔な場所であること、次に、南向きが東向きにすること、さらに見上げる事ができる高さにすること、仏壇と同じ部屋にお祀りする場合、向い合せにならないようにします。
これは、仏壇にお参りするとき、神棚の方にお尻を向けることになるからです。
そして、神棚の下に人が潜るようにならない事、神棚の上に2階がある場合、神棚を踏むという事につながるので、必ず雲、天という文字を書いた紙を神棚の上にはります。

神棚の御神札

三社造りといわれる神棚は中央が最上位、向かって右が次、その次が左となります。
天照大神神宮の御神札が中央になります。
氏神様は向かって右、神様を左に奉安します。
旭川神社の場合、右にお祀りします。

一社造りの場合、一番前が天照大御神神宮、後ろに氏神様、その後ろに神様です。
この御神札は、1年お祀りし粗末にならないように神社に納めます。
浄化のための御炊き上げを行います。
神様は清浄を第一とされていることと、御霊威を強くいただくために、神棚のお札は毎年替えるのです。

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